郷土料理local cuisine
ひめいちとみかんの辛子煮<香我美町>
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ひめいちの本名はホウライヒメジ。白身の肉は淡泊で上品な味があり、鯛の代用品として、祝い事に使われたりもします。

材料
ひめいち | 500g |
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みかんの皮(ぶしゅかん) | 500g |
唐辛子 | 2~3本 |
砂糖 | 100g |
しょうゆ | 120cc |
みりん | 少々 |
作り方
- ひめいちは、うろこを引き、腹わたを出す。
ひめいちにたっぷりの水を入れ、辛子の種を出して2~3本入れ、弱火で骨が柔らかくなるまで煮る。
一度火を止めて冷まし、もう一度煮る。
みかんの皮はゆでて、水に一晩さらし、しぼって小さくみじん切りにする。
3.に4.を入れ、調味料を入れて混ぜながらこがさないように、汁が無くなるまで弱火で煮上げる。
ちょっと一工夫
- 「絶対かきまぜられん。かきまぜたらしゅっとこげるき。」とろ火でとにかく気長く炊きあげてゆきます。
辛子を入れて煮ることで、ひめいちは骨まで柔らかくなります。
昔ひめいちが出回ると、安価なうえ、頭も骨も全部食べられるので保存食として作られてました。お弁当のおかずにもよくこれが入っていました。魚もまるごと食べられるのでカルシウムも豊富な常備菜です。