郷土料理local cuisine
やいこ<土佐清水市>
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めじかは「そうだがつお」とも呼ばれるかつおの一種で年中捕れます。
やいこは、もとは船上食でつなぎは何も入れませんでした。
船の上では、すり鉢の代わりにまな板の上で、めじかを焼いたものをたたき(生姜を少し入れたりする)、それを手で丸めて焼く男の料理でした。
「やいこ」の呼称は、焼くところから来ています。

材料
めじか | 1kg |
---|---|
塩 | 小さじ2弱 |
作り方
- 新鮮なめじかの頭と内臓を切り除き、両面を半焼き程度に焼く。
焼いた魚の骨をていねいに取り除き、身をすり鉢でつぶし、塩を入れてさらに摺る。
2.を1.5cmくらいの厚さのハンバーグ型に形を整えて、表裏を焼く。
ちょっと一工夫
- 焼きだちが美味しいが、冷めると固くなるので、近頃は味噌を入れたり、つなぎに山芋を摺って加えたりする。また、フライパンで油焼きにしたり、油で揚げたりもする。
新鮮なめじかやかつお、しいらは、生のまま味噌やねぎと一緒に叩き丸めて食べ、残ればみそ汁やすまし汁に入れる「味噌だたき」の料理もこの「やいこ」の応用である。