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山菜/いたどり

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山菜/いたどり

高知県は、県土の84%を急峻な山々が占め林野率は全国1位という豊かな山の国です。春の高知の山々は山菜採りの人たちでにぎわいます。山菜はアク抜きなどの一手間が必要ですが五味を刺激する味覚はひと手間かけても味わいたい豊かな味覚です。

タデ科の多年草で春先に紅紫色の芽を出します。若い茎の部分は甘酸っぱく幼苗は虎模様の斑点があります。痛みが取れるから「痛取り」、茎が杖になり茎に虎の斑点があるから「虎杖」などとよばれています。

利用

県外では以前は食されなかったそうですが近頃はこのおいしさが伝わりいたどり採りが盛んになったようです。さわやかな酸味とこりこりとした葉こたえがあり、酢もの・和え物・炒めものに向きます。茎は皮を取ってさっと湯にくぐらせ、一晩水にさらして酸味を抜いてから調理します。塩漬けや冷凍保存しておくと年中食べることができます。煮物・油炒め・酢漬け・酢の物・散らし寿司の具など。


山菜/いたどり


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