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そば(そばの実)

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そば(そばの実)

そばの白い小さな花は可憐で風情がありますが、寒冷地ややせ地でも育ち生育期間も短くできる強い植物で飢饉の時の備蓄作物として重宝されてきました。実はほぼ三角の形で黒い皮をかぶっており、この皮をむいて中の種実を粉にしたものがそば粉です。


個体 全体

利用

そばといえば、麺状になったそば切りを思い浮かべますが、そば粉を用いた飴やおつゆを加えて練り上げるそばねり(そばがき)などもあります。他の穀類に比べてタンパク価が高く栄養的に優れており、タンパク質のアミノ酸としてはリジンが多く含まれます。動脈硬化を防ぎ血圧降下の働きをするルチンやリノール酸、ビタミンEが含まれますが、このルチンは大根おろしや大菜のお浸しや果物などのビタミンCといっしょにとるとより効果が出るといわれます。そばの麺を茹でた汁に多くのルチンが溶け出ていることから、そばとともにそば汁(そば湯)も飲まれたりします



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