日本栗の主要品種は、筑波・丹沢・銀寄・石鎚などがあります。野生のシバグリ（柴栗）は全国的に分布していますが、流通の機会がなく希少ゆえ、小粒で凝縮されたうまみが注目されています。栗の実はイガにおおわれており取り出して収穫します。

利用

糖質と食物繊維に富み、ビタミン類もバランスよく含んだ栄養価の高い果物です。可食部の実に含まれるアミノ酸はアスパラギン酸とグルタミン酸が多く、渋皮に果肉に含まれるタンニンは、加工の際の褐色化の原因になります。すぐに食べない場合には新鮮で皮が柔らかいうちに皮と渋皮をむき、水でアク抜きしたあと水気を拭いて冷凍すると風味を保つことができます。
加工品：甘露煮、渋皮煮、マロングラッセ、きんとん、など。